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過去問の活用法

今日は、社労士受験生なら誰もが取り組むであろう、過去問について、
私なりにやってきたことをご紹介したいと思います♪
過去問は、ただ単に問題を解けるようになるだけではダメです。
だって、同じ問題はほとんど出ないんですから。
ただし、同じ論点は高確率で出ます。
ということは、過去問を解きながら、論点を確認することこそ大事なのです。


私が過去問に取り組み出したのは1月のお正月が明けてからです。
フォーサイトの問題集には、1冊のノートを用意してくださいとありました。
誤りの肢ではなぜ誤りなのかを書き出しながら解いてくださいということでした。

私の実際に使ったノートをご紹介します。


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こういう風に、とにかく問題を解きながら書くことを続けました。
頭に浮かんできた周辺知識などがあれば、
ついでにこのノートに書き出してみたりもしました。

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試験前日までに8冊。1ヶ月約1冊のペースでノートを使いました。
私の学習には、テキスト、過去問、ノートが1セットでありました。

論点を書き出すことの利点はたくさんあります。

まず、論点を探す練習になる
社労士の問題は、正誤を判断する際に、違う部分に注目していては正しい正誤判断ができないことがあります。
本当は文章の前半で正誤を判断しなければいけない問題なのに、
後半に気をとられていたりしていると、
解ける問題も解けなくしてしまうのが社労士の試験問題です。
常にこの問題の論点は何だろうということに意識することにより、
問題を解くスピードも上がります。
(その部分が間違いだったりすると、すぐに「×やな」って判断できます。)
新しい問題に出会ったときにもやみくもに問題を読むことがなくなり、
対処がしやすくなると思います。

次に、本当に理解しているかを確認できる
何度も同じ問題を解いていると、
その問題を覚えてしまって、正誤が簡単に判断できるという状態になると思います。
でもその際に、なぜこの肢は間違っているのかなど確認することによって、
本当に理解した上で正誤を判断しているかが分かると思います。
間違いってことは分かっているけれど、理由が書けないのなら、まだダメ。もう1回やろう。
そういう気持ちでやっていました。
しつこいほど繰り返していると、正しい肢についても、
別の問題ではこの部分を別の言葉にして引っ掛けてきたよね、
なんて考えられるようになってきます。
さらにさらに、余裕がある場合は、例えば他の観点からきかれたら正解できるだろうか、
関連する論点ってあったよね・・・・など、テキストに戻ったり、
問題集の解答に書いてあることも書き出せるようになったりと、
できるだけ1つの論点で大きく膨らませることができたら、かなり力がついてくると思います。

そして最後に、論点を書き出す練習をしていると、選択式の対策にもなる
択一式の論点として注目されている部分は、
もちろん社労士試験として大事な部分となってくるので、
選択式でも空欄になる可能性があります。
空欄にはならないとしても、その論点が出題される可能性があります。
フォーサイトの加藤先生は、選択式の穴埋めの学習をする前に、
まずは択一式の学習をしながら論点を意識する勉強をしてくださいと教えてくださいました。
ほんとにその通りだと思います。


まずは、過去問をやり尽くすことによって、
よく出題される論点を確認していく。
そして、過去問に載っていない論点などを追加で学習していく。
そういうやり方がいいのではないかと思います。

この場合の追加の学習というのは、法改正だったり、
今まで論点とされていなかった部分に関する勉強という意味ですが、
それは模試や予想問題集という形で学習することができます。
それについてはまた次回触れてみたいと思います。

とにかく、過去問はただ繰り返すだけではなく、
論点確認のためのツールとして使うこと!
それがインプットにもつながり、アウトプットの練習になります。
そうやってうまく学習に使っていくことで、ある程度の知識の底上げができます♪

気に入ったら実践してみてくださいネ(^0^)

by mulberry55 | 2009-11-13 14:14 | 社労士勉強